シングルマザーやシングルファーザーの皆さん、
必ずいつか子どもから
「どうして私(僕)にはお父さん(お母さん)がいないの?」という質問を受けると思います。
離婚している方だと面会もあったりで
「なぜお父さんとずっと一緒にいられないの?」
「なんで一緒に暮らせないの?」と
色々子どもに言われるでしょう。
面会をナシにしている人もいるでしょう。離婚せず永遠の別居の人だっています。
離婚後の面会事情や、離婚前の子どもとお父さんとの関係性など
全てのシングルの方が同じ状況ではありません。
今回はシングルで、父親や母親のことをどう伝えたらいいか悩んでいる方へのアドバイスをお伝えしようと思います。
一番ベストな伝え方
一番ベストな言い方は【嘘偽りなく伝える。言ってもわからないではなくちゃんと伝えること】
それが正解かどうかはわかりません。
子どもにとっては聞きたいけど聞けないことかもしれません。
でも別に教えてもらわなくていいと思っている子も少数ですがいると思います。
(ちょっとした強がりか、お母さんが大好きか…です。)
いつだってどの選択をしても正解・不正解はない。
その選択で100良いことはなくて、選択次第で傷つくかもしれないし本当に難しいです。
「どうしてお父さんがいないのか」「どうして毎日会えないの?」「どうして一緒に住めないの?」と子どもが聞いてきても
「〇〇が理由で会えないのよ〜」と気軽にお父さんのことを話せる関係を作ることがベストなのではないかと思うのです。
「お父さんのこと聞いてこないで」と言いたいでしょう、本当は。
でもそれをされると人間はもっと知りたくなるのです。
隠されたり、ちゃんと教えてもらえないほど理想を抱き、会いたくなる。知りたくなる。ますます執着心が出るのです。
いつか会いに行くかもの恐怖
私はいつか父親を探し出し、会いに行くのではということを恐れているのでちゃんと説明をする予定です。
会いたいと言われたらつらいし、絶対に会わせなくないのです。
それだけのことを元旦那はしてきました。私に。
実際にママ友に同じような考えの方がいて「絶対に父親には2度と会わせないし、会いたいと言われても絶対に会わせない。もし会いたいと言われたらなんて答えたらいいか今はわからないけど、絶対に会わせない」と言っていました。(離婚調停でもすごく揉めたママさんで元旦那さんはそれはそれはもうひどい…人でした。私も知っています)
ちなみに私は
「お父さんはね、ママのことをすっごく傷つけてママが悲しくて一緒に住めなくなったの。
ママやあなたのことよりも、自分のことがすっごく大事で自分以外の人を大事にできないの。
でもあなたのためにお金(養育費)を出してくれている良いところもあるの。
でも一緒に暮らせないの。お父さんも一緒に暮らさないことを望んでいるの」
みたいなニュアンスで伝えようと思います。
子どもだけのせいではなくママのことも大事にしないのは本当のことなので
ちゃんと嘘をつかず説明しようと思っています。
もうなんなら、父親いなくてもママで十分!ママさえいればいい!と思ってもらえるくらい、子どもとめちゃくちゃいい関係を作る気満々です。
もうすっっっごく愛情たっぷり、愛を与えようと考えています。
実際愛情たっぷりです。
自分の子がいつでも笑顔でいられるように、それが私の努めですね。
子どもを笑顔にできない相手などいらないのです。
注意したいこと
「あなたのことは大事に思ってたのよ」という言葉ははっきり言って全く信用できません。
なぜならば「大事ならどうしてこんなことになったの?」と思ったからです。
私の親は離婚しており、離婚したのは父親が自分を嫌いだと思っていました。
大人になった今は違う理由があったことはわかっているけれど、それでも父親は私が嫌だっただろうなと今でも思います。
母親に「あなたが生まれた頃は大事で大好きだったんだよ」と言われましたが「大事なら捨てない!」と感じました。
本当に大事に思っていたとしても、その言葉に救われることは一生なかったです。
そばにいない人、いわゆる自分を捨てた親が「こう言ってたよ」という良い言葉ほど信用はないです。悪い言葉はすんなり入ってくるのに不思議。
本当に父親が子どもを大事にしていたとしても、それを本心で子どもに伝えたとしても子どもの心は
「ならなぜ一緒に住めないの?一緒にいられないの?」と思ってしまうのです。
「あなたのことが大好きなんだよ」
「あなたのことが大事なんだよ」
この言葉はいい言葉に聞こえますが、要注意なキーワードです。
なので子どものためにいいことを言おうとしないでください。
子どもは嬉しくありません。私の実体験です。
小さい頃はわかりやすく話をし、大きくなってから再度難しい説明をしてあげるのがベストかなと思いました。
別居中の夫婦の場合
別居中の夫婦は難しいところがあって、書類で父親の名前を書く欄が存在しますが離婚していないから書かないといけない。
でも子どもからすると、父親は一緒に住んでいないし会えないのになぜ書類に名前があるのか?ってなってしまうのです。
それに気づくのは小学生に入ってからだと思います。
別居中でも離婚はしない夫婦は数多く存在します。
別居中からのまた一緒に住むっていうのは稀で、ほとんど別居のままか、離婚になっています。
同じ園の子どものお母さんからも実際に別居中の人がいる話も聞いて、別居って結構いるんだなと思いました。
別居を選択している夫婦も多く、いろんな事情があります。
一緒に住めない事情が。単身赴任とかではなく、本当にいろんな理由があります。
そして別居状態でも【たまに父親に会える場合】と【離婚はしていなくて父親は存在する状態だけど永遠に父親会わせない】という場合があります。
この状態でも上記のように嘘偽りなく伝えることがベストだと感じます。
別居でも離婚でも【同じ家に父親がいない】という状態は同じで
【たまにしか会えない】もしくは【2度と会うことはない】という状態も同じだからです。
もうこれに関しては親の説明次第です。
父親のことは嘘偽りなく話をするしかないです。
嘘偽りなく話さなくてもいいのでは?と思うかもしれませんが、隠されるほど気になっちゃうのが子どもです。
まとめ
子どもが「父親に会いたい」というかどうかはもうその子次第になります。
何をどう話しても会いたいという子もいるし、会いたいと言わない子もいます。
私は親が離婚後、父親に会いたい時があったかというと、会いたくなかったです。
会いに行って、知らない女の人と再婚していたら?
そばに知らない子どもがいたら?その光景を目にした時の私の心はどうなるの?
それだけで心は壊れそうでした。
実際父親は離婚前に不倫していた相手と再婚していました。
それはどうやって知ったかというと、私が結婚するときに必要な戸籍謄本で全て書かれていました。
不倫相手の名前も知っていたのは、父親のメールを見た時の名前と同じだったからです。
その時も心が乱され、その当時メンタルが崩れました。
家族の形、親の気持ち、子どもの気持ち、家庭状況、離婚、別居、同居など全て同じ家など一つもありません。
その時の状況に都度対応していかねばなりません。
でも父親がいない、母親がいない、片方の親がいない、というのはそこまで深く考え悩まなくもいいものだと私は思っています。
その理由を後日また記事にて書きます。