子どもがHSCかも!でもHSPではない親は理解できない…HSCの子にしてあげられる事とは

まずHSP・HSCのことについてです。
この記事に書いてあるのでぜひこの記事をご覧ください。

HSPの親から生まれた子はHSCなのか?遺伝は関係あるのかどうか

HSPやHSCを知っている方は続きをご覧くださいませ。

HSPではないからHSCが理解できない現実

HSPではない私の両親からHSPではない兄が生まれ、HSPである私が生まれました。
私の敏感、繊細、疲れやすいことは理解をあまりしてもらえず、体力がないと思われてました。

「繊細だな〜」とは思われていたけれど、
「なんでそんなこんなことでいちいち疲れてるの?」
「本当すぐ疲れたって言うよね」

「もうそんなこと言ったって…」
「いちいち何かあるね、あなたは」
とか親にたくさん言われてきました。

大人になるとHSPというものを知り、理解し始め、気圧にも敏感な私は雨の降る前とか乾燥にもすぐ気づく私を見て母は
「私なにもわからない。本当に何にもわからない。あんた大変だね」といいます。

子どもの頃は否定的だったり、理解が得られず、苦しみ悲しみましたが
大人になってHSPという言葉が多くの人に知られるようになりそこでやっと母ともこのことを理解してもらえるようになりました。

HSPはロングスリーパーです。
私もすごく長く良く寝る子でした。
母は私がHSPでロングスリーパーだと知った時「本当にたくさん寝る子だったよね、だからよく寝る子だったのね」と私にいうくらい、私=よく寝る子だったのです。

そのロングスリーパーを許さず休日でさえ早く起こして怒ってきた母。
「なぜ長く寝る必要があるのか?」「なんでそんなに寝てしまうのか?」も疑問にはなかったのでしょう。
ただ怠けていると言われていました。
それもすっごく当時は悲しくて。
眠ろうと思って寝ているのではなく、起きられないという表現の方が正しいです。

「長く寝ている=悪」
という方程式が母にはありました。
長く寝ているとたまに
「あなたはいいよね、遅くまで眠れて!」と嫌なことを言われることも。
それが「長く寝る=悪」だと私にもこびりついてしまい、眠ることに罪悪感を抱くようになりました。
疲れててもまだ眠くても起きないと怒られてしまう!と子どもながら思っていました。

HSCの子にしてあげてほしいこと

【否定しないこと】
HSCの子が疲れたと言っても否定しないでください。

そしてHSCの子に
「この子は繊細で敏感だから人一倍疲れやすい」
ということを把握しておいて欲しいのです。

してあげて欲しいことだから【理解してほしい、共感してほしい】という書き方が本当は好ましいですが、これに関しては理解や共感は難しいと思うのです。
だからこそ、否定しないことと書きました。

HSCの子、HSPの人に共通することは
・人といると色々読んじゃうので疲れやすいこと
・人の顔色を無意識にじっと見てしまうこと
・外出だけで情報量が多く疲れること
・人ごみもいろんな話し声、ニオイなどの情報が入りつらいこと
・敏感繊細で色々考えすぎているのと、情報が入りやすいため人一倍疲れやすいこと
・人と関わることが負担(色々考えすぎてしまう)

読んでて、理解できないかもしれません。
でもこれ意識してそうしようと思ってしているわけではなくて、勝手に頭が動いてしまうのです。
勝手に、無意識に考えてしまい、脳をフル活用している状態です。

そのため疲れてしまうのです。

なのでまず親にして欲しいことは
【否定しないこと】です

理解できなくてもいいです。理解は難しいです。
共感も難しいと思います。
ただ、否定だけはしないでください。

「そっか、疲れちゃたんだね」という言葉でも十分なのでそう言ってあげて欲しいです。
外出先の場合「じゃあ休もうか、どこかで休憩しよう」「お店に入って座って休もう、何か飲む?」
という言葉だとものすごく嬉しいです。

外出先でも疲れちゃったという子に
「すぐ疲れるね」とか「体力ないね」とか否定な言葉をかけないで欲しいです。

とにかく繊細敏感です。たまに面倒だと思うでしょう。
顔色を伺ったり空気をすごく読まれて気持ち悪い、やめて!と思うことも今後出てきます。

他人はそこまで深く関わらないためわかりませんが自分の子どもだと深い部分まで関わるため
HSCって面倒臭いと思ってしまうこともあると思います。

でも腫れ物扱いをして欲しいのではないです。むしろそんなことしないでください。
普通にみんなと同じように接してほしい。

ただ、疲れやすいからそれを言える関係性を作ってほしいです。
「お母さん疲れた」
「お父さん休憩したい」
「お母さん今日疲れたから話聞いてくれる?」
など子どもが言えるようにして欲しいのです。

まとめ

やっぱり自分はHSPじゃないからわからないし理解できない。
それはどうしても仕方がないことです。

でも私は当時は「そうなのね、疲れたんだね」とか優しい言葉をかけて欲しかったです。
否定的な言葉をかけられて生きてきて、結果「親に何も相談も話もしなくなった」のです。
なので、今のお母さんやお父さんにはどうか子どもに寄り添って欲しいのです。

私の子どもの時代にはHSPという言葉は知られていなかったです。
その当時はほどんどの人が知らない言葉だったのでは?と思うのです。

今HSPという言葉が多くの人に知られていて
HSPとはどんな人かということも知ってもらえて、すぐネットでも調べることができるこの時代だからこそ、HSPではない親はHSCの子を知って欲しいです。

理解すること、共感することは難しいかもしれません。
不可能かもしれません。

でも知ることはできます。
「この子は敏感で繊細だから疲れやすい」と知っているだけでも違います。